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小さな家で豊かに暮らす「山科の家」

竣工:2019年2月
延床面積:70.39㎡(21.3坪)

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吹抜けから差し込むやわらかな光が心地よい、家族4人が暮らす、小さいながらも実用的な2階建て21坪の家です。 1階はLDKと水回り、将来ご夫婦の寝室にもできる小上がりの畳部屋と家族収納を設けました。 2階は広いひとつの空間とし、移動できる収納家具で部屋を仕切ることが出来ます。 外観は焼杉板と漆喰で仕上げ、1階の床は吉野杉赤身の40mm厚板を一発張り、2階の床の一部を格子状の床とし、格子の隙間からは2階南側窓からの採光を得ることができます。 お客様のご要望もあり、今回床下エアコンを採用し足元から温もりを感じながら家全体を暖めます。

この建物の南側を走る旧三条通りは「旧東海道」で街道沿いには、「毘沙門堂」をはじめ寺社仏閣も多く、今も当時の面影を残す町家も何軒か残っています。 また北側には、明治に造られた「びわ湖疏水」が流れる歴史豊かな地域です。

この建物にも古い町家の要素を取り入れ、外壁は杉の焼き板と漆喰で仕上げ、前面の窓には格子を設けました。

下屋は、杉の化粧垂木で仕上げています。ただこの地域は「準防火地域」ですので野地板を30mmの厚さにし規制をクリアしました。

2畳もない広さの玄関なのですが、暖簾を架けた「土間収納」を含め3カ所収納を設けました。 壁の出角の柱は「コブシ」の木です。

玄関引き戸横の格子には内側に網が張ってあり、手前の縦長のガラス戸引き戸開けると外から風を取り込むことができます。

12.5畳の広さのLDKの一部は、4.5畳の畳敷きで、「雪見障子」を介して南側の庭に続きます。 天井は、2階の床を兼ねた40mmの杉の厚板の一発張りで、一部は格子状の床とし、隙間からは2階からの採光を得ることができます。

階段下はソファーを置くスペースとし、狭い空間を有効に利用しました。

その対面には、将来ご夫婦の寝室にもできる小上がりの畳部屋があります。

小上がりの畳部屋に隣接して設けた家族の衣類などが収納できる納戸。

その納戸の一部は室内干しができるスペースで、そこからトイレ、洗面、浴室につながっています。

キッチン

隙間からは採光を得ることができる、2階の格子状の床。 ほこりなどが下に落ちないようにポリカボネートを張りました。

2階は広いひとつの空間とし、移動できる収納家具で部屋を仕切ることが出来ます。

その収納家具の一つには、カウンターがあり戸を外せば書斎コーナーに変身します。

21坪と小さいながら実用的で豊かに暮らせるように工夫したこの家、住まい手によってどのように使いこなされるか楽しみです。