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ツキデ工務店 > 木の家の暮し百考 > 帰る住人 来る客人 「玄関戸」
客人を初めに迎え入れる玄関、また道ゆく人の目がゆく玄関回り、その中心となる「玄関戸」は その家の外観を特徴づけます。例えば、外壁が無機質なモルタル塗装仕上げの場合や、改修工事で外観を変えない時でも、無垢の木の玄関戸が木の家の象徴となります。またそこには住む人の思いが込められます。
今回は玄関戸を紹介します。
*下記、タイトルをクリックして頂くと施工実例をご覧頂けます。
「ガレージを居心地のよい場所に。家族と愛車の二つの玄関戸」
深い軒のアプローチに並んで家族の玄関戸と、ビルトインガレージの格子戸があります。格子からもれる光は心地よく、外からの視線を適度に遮り、また二枚の戸を引き込むことで開放することもでき、ご主人が趣味を楽しめる居心地のよい場所となりました。赤系の塗装を施した家族の玄関戸は格子戸と調和し緑も引き立ちます。
「なぐりの扉」
名栗(なぐり)とは特殊な道具を使い、木材に削り痕を残す古くからある加工技術です。その名栗を扉の一部に施しました。一手間掛けてつくられた扉と改修工事前から残るレンガは、住人の思いの詰まった玄関回りとなりました。扉の削り痕は陽にあたり日に日に風合いを増します。
「家を建てるなら、扉をつくった人に」
きっかけは、勤め先の向かいにあった、とある公共施設の木の扉だった。仕事で壁にぶつかると、その扉の取手に頭を埋め、そっと心の中で語りかけていたという…「家を建てるなら、扉をつくった人に頼みたかった」と思い起こす。その施設の設計者が奥村昭雄さん。奥村夫婦の取り計らいで、施設が取り壊される時、件の扉を譲り受けることに。…
(文:チルチンびと2013秋77から)