築45年のリノベーション「宇治 菟道の家」

築45年のリノベーション「宇治 菟道の家」

竣工：2016年4月
築45年の木造住宅が、ご夫婦と小さなお子さんが安心して暮らす自然素材につつまれた健康的な家に生まれ変わりました。玄関は4畳の土間で、アウトドア用品が置ける土間収納を設けました。1階の細かく区切られた個室の仕切りをとることで、家族が集うＬＤＫは20畳の広々とした空間となりました。一部が畳敷きのリビングではペレットストーブの火を見ながらくつろいだ時間を過ごせます。床は栗材のフローリング、壁は調湿性の高い珪藻土で仕上げ高性能断熱材を新たに充填し、建物の熱的性能を上げることで、1年を通して健康的で快適に暮らせる室内環境を整えました。構造的には、重たい屋根瓦をおろし、耐力壁をバランス良くもうけ、柱・梁の接合部を金物で補強することで、安全性能を高め建築基準法で定められた同等以上の耐震強度を確保しました。耐震補強の費用の一部として、市の補助金も活用しています。

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