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築25年のリノベーション 「 受け継がれる2世代の家」

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築25年のリノベーション「 受け継がれる2世代の家」


竣工:2021年6月
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この建物は、京都南部の城陽市の古くからの集落内に建ちます。 450㎡の広い敷地内には、築25年の延床45坪の2階建て、築34年の平屋の離れ、そして築70年ほどの平屋の離れの3棟が中庭を囲うように建ちます。 そして今回、それらの建物を二世帯住宅としてリノベーションさせていただきました。

450㎡の広い敷地内には、3棟が中庭を囲うように建ちます。

子世代が住む築25年の45坪2階建ての建物

改築前の外壁は、サイディング張りだったのですが、集落内の古民家の街並みに馴染むように1階の外壁は焼き板張り、2階は漆喰風吹き付けとしました。

以前は、ダイニングキッチンとリビングが玄関ホールよって分断されていたのですが、構造補強することで不要な壁を取り払い、25帖の開放的なLDKとしました。

25帖のLDKは、床を国産材の栗、リビングの床は一部畳敷き、壁は調湿性能がある自然素材のシラス壁と吉野杉、リビングの天井も吉野杉仕上げです。 また、暖房はペレットストーブを採用しました。

キッチンは造り付けで、家族や友人が集まって料理や作業ができるように収納を兼ねた大きな作業台を設けました。

キッチンと隣接する洗面所からは、2枚の引違い戸を介して右側は脱衣場と浴室へ、左側はクローゼットに繋がります。

家族が集える広いウッドデッキは、親世帯が住む離れとも繋がります。

それぞれの世帯が生活スタイルに合わせて暮らせるように、親世帯にも玄関・キッチン・トイレ・洗面脱衣・風呂を設けました。

杉板張りの6帖のリビングは、畳敷きの小上がりの寝室と隣接します。 小上がりの段差を利用し、キャスター付きの収納用引き出しを3杯仕込みました。

中庭、デッキを介しての親世帯の居間からの眺め

3棟目の築70年ほどの離れには、広い土間があります。

歴史を感じるこの離れ、多目的な用途として活用される予定ですが、どのように生かされるのか楽しみです。