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ツキデ工務店 > 新築施工実例 > 京都嵯峨野 きの小児科医院
竣工:2020年8月
延床面積:187.85㎡(56.92坪)
*画像をクリックすると、大きい写真がご覧になれます。
この建物は、京都の有名な観光地である嵐山の北、嵯峨鳥居本の地に建ちます。
この地域は「北嵯峨・嵯峨野特別修景地域」に指定されていて、景観上和風の外観であることなどの建築的規制から、屋根はいぶし瓦、垂木・野地板は杉化粧仕上げとしました。
また敷地に対する緑地の割合も規定されていて、院長先生も樹木が好きなこともあり、植栽も充実させました。
今回の計画のポイントの一つは、一般診療・予防接種の患者さんの玄関と熱・咳・嘔吐・下痢・発疹などの症状のある患者さんとの玄関を完全に分け、院内での動線も交わらないように分離したことです。
玄関を入り内部の自動ドアが開くと正面に壁が杉板張りの受付があり、その左側には登り天井で床が床暖房を施したナラ張りの第一待合室があります。 待合室の高所窓からは、嵯峨野の山の緑が目に入ります。
第1診察室。 院長先生は、無垢の木がお好き。診察カウンターの天板には、私が銘木屋で選んできたケヤキの板を使わせていただきました。
電子カルテを搭載したパソコンを乗せたワゴン台、この背面にもこんな見事な絵が焼き付けられています。
2階には、スタッフの休憩室や院長室・ミーティングルームなどがあります。 その12畳のミーティングルームの窓からの嵯峨野の眺めは抜群です。 中央にどんと控えたテーブルは、200年生の吉野杉で一本物だったのですが、部屋に入らないので2,100mmの長さで切り2台にしました。