ツキデ工務店は、表面的にきれいにするだけの改修や設備機器を入れ替えるだけの改修ではなく、現状の建物が持つの様々な性能を向上させることにより、新たに付加価値を高め、30年使ってきた建物をさらに30年いや50年安全により快適に住み続けられるようにするのがストック時代に向けての改修・再生だと考えます。 地震が心配、冬は寒く夏は暑い、使い勝手が悪い等々、永年住んできて聞こえる様々な不安と不満の声に応える、改修・再生のカタチをご提案させていただきます。
耐震性能は最低でも現行基準相当、断熱性能についても、現行の省エネ基準相当を原則とします。 改修・再生の特性上、1階だけを改修する、リビングなど生活の中心となる居室だけを改修するといったように予算に合わせた提案もさせていただきます。
中古住宅を購入しリノベーションの場合 購入されるに前に調査しアドバイスさせていただきます。 中古住宅を購入する場合、築年数が同じで家でも、不朽の度合いや、建てた業者の仕事の良し悪し、使っている材の質等で建物の価値が異なります。 程度の悪い古家の場合にはまとまったお金をかけて改修・再生しようとしても十分な価値が見いだせない古家もあります。 そのためには購入する前に建物の状況を調査し、見極める必要があります。ただ素人の方では難しいので、専門家の目で見、適切なアドバイスを受け判断することが大切です。
リノベーション 施工実例
私どもの住む地域には、今なお、伝統構法で建てられた古民家や町家が数多く残っています。 伝統構法は、日本が誇る優れた構造技術です、その技術が近年失われつつある中で、見直そうという大きな流れもあります。 ツキデ工務店はこの優れた伝統構法の技術を後世につたえていくためにも、伝統構法による古民家・町家の改修、再生工事を積極的に取り組んでいます。
現在の木造軸組建築の主流をなす構造は、「在来工法」といわれる構造で、筋違や構造用合板等で固め、地震の揺れに対し抗するいわゆる「耐震構造」です。 それに対し、日本の木造建築技術として歴史的に培わされてきた「伝統構法」は、締め固められた土の上に石を置き、その上に柱を立て、柱は「通し貫」でつながり、壁は「小舞竹」を編み土を塗った構造で、地震に対しては揺れやしなることで地震力を吸収する「柔構造」です。
伝統構法の古民家・町家を改修・再生する場合は、伝統構法で改修する必要があります。 下手に部分的に在来工法で補強し固めてしまうと伝統構法の「柔」な性能が損なわれよくありません。 伝統構法の特徴をよく理解し、木組みの力強さや土壁の粘り強さや蓄熱性等の効用を生かした改修・再生が大事と考えます。 また地震に対しても、安全性を科学的な裏付けするために「限界耐力計算法」という構造計算方法で計算し安全性を確認します。
古民家・町家再生 施工実例