家づくりの考え

風土に根ざした家
「土地柄」を考慮する

その土地の地理、気候、歴史、産業などを知ることで土地柄を理解することができます。
土地柄を理解することで、その地域に馴染んだ家を考えます。
色濃い街並みを形成している地域、例えば古い街並みなどでは、その風景に溶け込むように、またそうでない街並みには、風景をつくりだすことを考えます。
土地柄について知り学ぶことで、地域に根差し、地域の風景として誇れる家づくりを心がけます。

 
風土に根ざした家
風土に根ざした家
この通りは宇治市の中心的な場所として、古くからお茶屋さんが並ぶ伝統的な街並みを形成している地域です。
すぐ近くには平等院やあがた神社があり、宇治の特色が色濃く反映された伝統的な地域であるため、その土地柄を活かした計画としました。
建物の配置

建物が建つ敷地には、それぞれ顔があり特徴があります。
その敷地の特徴をつかみ、活かし方を考えます。

 
引いて建てる
風土に根ざした家
風土に根ざした家
敷地の大きさが決して広くない場合でも、敷地いっぱいに建物を建てるのではなく道から「引いて建てる」ことを心がけます。
そうすることにより、街並みに対する圧迫感を減らし、樹木を植える空間 や駐車場を確保すること、そして道行く人との適切な距離をとることができます。
街に緑を
風土に根ざした家
風土に根ざした家
樹木や草花を植えることで、家の中から緑を楽しむことが出来るとともに街角に潤いを与えます。
中と外の関係
風土に根ざした家
風土に根ざした家
風土に根ざした家
風土に根ざした家
外に対してどのように開き、閉じるかを考えます。
暮らしに自然の光や風、緑を取り入れつつ、外からの視線や気配を遮断するため、窓の位置や大きさを検討します。
また適切に木製格子や樹木を配置します。