設計:徳田英和設計事務所
竣工:2016年5月
この建物は、幹線道路から入り昔ながらの街並みが残る集落の中の、家族4人が暮らす延床面積24坪の小さな家です。
半地下・一階・中2階・2階と半階ずつ高さを違えたスキップフロアーが特徴で、中二階のLDKは、半階分上がっていることで外の道路からの視線を遮り、中からは見晴らしがいいです。
そしてこの建物のもう一つの特徴は、屋根の上に設けられた物見台です。
天気の良い日には、アベノハルカスが見えます。
内壁は、しっくい塗り、床は信州カラマツといった自然素材であるのに対し、外壁は波形スレート張り、亜鉛メッキの庇、船舶用デッキライトなど工業製品を使用し質実剛健な造りです。
またこの家は屋根にふりそそぐ太陽の恵みを室内に取り込む空気集熱式パッシブソーラーシステム「そよ風」を採用した環境に配慮した家でもあります。
小さな家ですが居心地のよい楽しい家となりました。
昔の洗面所にあった棚が郵便受けとしてよみがえりました。
1階の西側には、玄関とご主人のご趣味の一つである自転車とバイク置き場があります。
小さな家ですが居心地のよい楽しい家となりました。