竣工:2024年7月
延床面積:113.39㎡(34.36坪)
宇治市「広野町」に、ご家族3人が暮らす職住一体の34坪の木の家が完成しました。 住居に併用した4坪ほどの鍼灸院は、ご主人の仕事場です。
この建物は、以前建っていた母屋を解体し建替えたものです。 全面道路に面する敷地には、患者さん用も含め十分な駐車スペースを確保しています。
玄関は、鍼灸院用の「表玄関」と家人用の「裏玄関」があります。
玄関ポーチにベンチがある鍼灸院用の「表玄関」。
玄関戸は桧の「柾板張り」の片引き戸で、外壁に杉の「焼き板」を張った4坪の平屋部が鍼灸院用のスペースです。
「表玄関」の内部。
玄関ポーチとつながる玄関土間は花崗岩の「板石張り」で、その土間にも患者さんが靴の脱ぎ履きが楽なようにベンチを設けました
「表玄関」を入った正面が、鍼灸院の施術スペース
そしてこちらが家人用の「内玄関」。
さほど広くない「内玄関」なのですが、右側に下駄箱や1間幅の大容量の玄関収納を設けています。
その「内玄関」は、家族が集うLDKへとつながります。
ダイニング上部は吹抜けで2階の開口部から南側・東側の採光を得ることが出来ます。
リビング隣接して設けた四畳半の小上がりの和室。
この和室は、3枚の引き込むことが出来る「襖」で必要に応じて仕切ることが出来ます。
住まいの中心であるLDKから、「内玄関」はもとより1階の水廻りと鍼灸院、そして家族のプライベート空間である2階の部屋へとつながります。
造り付けの洗面化粧台を設けた洗面室と浴室・脱衣場がある水回り。
2階のプライベート空間の中心に、家族が共用できる4畳の広さのウオークインクローゼットがあり、その上は収納用のロフトで小屋裏空間を有効に利用しています。
吹抜けに設けたキャット・ウォークからの眺め。
今回建替えられたこの「木の家」、生まれ変わりこれから新たな歴史がはじまります。