竣工:2024年3月
延床面積:90.6㎡(27.4坪)
滋賀県大津市の比叡山系の山麓に、ご夫婦が暮らす木の家が完成しました。
家の中からは、木々越しに大津の街と琵琶湖を望むことが出来ます。
この建物は、「切妻」の総二階建ての延床面積が90.6㎡(27.4坪)のシンプルな建物です。
外壁は、「焼杉板張り」で真っ黒に仕上げました。

玄関ドアは、桧の「柾板張り」で、採光を得るための窓には杉の格子を設けました。

2帖の広さの玄関には、造り付けの下駄箱とコートなどが収納できる玄関収納があります。

玄関から片引き戸を開けると、LDKと奥様の書斎コーナーの大開口から、木々とその先に大津の街、そして雄大な琵琶湖が広がります。



LDKとそれにつながる奥様の書斎コーナーの床は、吉野桧のフローリング張り、壁は珪藻土塗、天井は吉野の梁を表しの仕上げです。

奥様の書斎コーナー。

ダイニングと対面式のキッチン。

シンプルな背面収納を備えたキッチンスペース。

そのキッチンからも台所仕事をしながら外の景色を楽しむことが出来ます。

お二人だけの生活空間なので洗面コーナーもコンパクトです。

リビング・ダイニングにつながるデッキからの眺め。

階段を上がるとフリースペースがあり、書籍が多いことから奥のご主人の書斎・寝室との間仕切りは、作り付けの本棚で仕切りました。


フリースペースと隣接する畳敷きの寝室からの眺めも抜群です。 ちなみに押入れのふすま紙は、奥様のこだわりで「京唐紙」を用いました。


ご主人の書斎コーナー。

2階の洗面・トイレ。

2階からの眺め。

素晴らしい眺めの中、四季折々の風情を楽しむ新たな生活がはじまります。
