竣工:2016年12月
延床面積:91.09㎡ (27.6坪)
この建物は妙心寺に程近く、町屋が立ち並ぶ一角の細長い敷地に建ち、若夫婦が暮らす2階建ての延床面積27坪の家です。
玄関を入ると隣接して4帖の土間があります。
そこには、ペレットストーブが置かれ、南面の大きな窓からは庭師であるご主人が造った庭を望むことが出来ます。
LDKは、土間と大きな吹き抜けを取り込んだ23帖の広がりのある大空間です。
2階には、ご主人の書斎を兼ねた主寝室と将来の家族構成の変化に備え、8帖のフリースペースを設けました。
構造材の吉野杉・吉野桧を熟練の大工が手刻みし、床は信州唐松、内壁は調湿性の高い湯布珪藻土で仕上げました。
パッシブソーラー「そよ換気」により、夏は2階やロフトの熱を排気し、冬は太陽熱を取り入れて家全体を暖めてくれます。
「への字」の大きな屋根で、2階には二つの小屋裏部屋があります
アプローチの庭は、庭師のご主人が作庭されました
居間には、ご趣味の19070年代のLPレコードやレコードプレーヤー、アンプなどがあり懐かしい音楽を楽しんでおられる様子が伺えます
勾配天井の小屋裏収納にはサーフボードが置かれています
オープンな棚を設けたキッチン
キッチンの横にあるダイニング。テーブルの天板は、ご主人のお爺さんが絵を描くときに使われていたヒバの板を再利用したものです
2階のフリースペースは、将来は子供部屋になる予定です
ロフトもあり、小さいながらも有効に使われています
ご主人の書斎を兼ねた寝室