竣工:2017年7月
築34年の木造2階建住宅が、ご夫婦と3人のお子さんが安心して暮らせる、自然素材に包まれた健康的な家に生まれ変わりました。
改修前、区切られていた3室の間仕切り壁をなくし20畳のLDKとし、そのLDKに設けた大きな窓からは、庭を眺めながら家族5人が広々と過ごすことができます。
お子さんが小さい間は、1階だけで暮らせるように収納や生活動線を工夫しました。
床は、カエデ材のフローリング、壁は調湿・脱臭性が高い珪藻土で仕上げ、天井の一部には吉野杉を張りました。
1年を通じて快適に暮らせるように、床・壁・天井に高性能断熱材を充填し、窓は風通しの良いように配置しました。
中古物件を購入する前に、まず綿密な建物調査をし現状を正確に把握します。
そして設計時に構造計算して壁や柱・梁の弱い所を補強することで耐震性能を高めました。


改修前の外観

改修後の外観。車がもう一台入れられるように前庭を撤去し駐車場を新たに設けました。





改修前は、DK、リビング、広縁と三つに部屋が仕切られていました。

改修前は区切られていた3室の間仕切り壁をなくし、20畳のLDKとしました。 LDKに設けた大きな窓からは、庭が望めます。



リビングに隣接する和室。壁・天井の仕上げは、和紙張りです。寝室として活用される予定で押入れも設けました。

以前の和室


和室の寝室からも洗面・脱衣場・浴室・トイレにつながります。



床材は吉野杉、壁・天井を紙クロスに張り替えた2階の部屋。

現状の使えるものは再利用した2階の和室。

34年目にして耐震性・断熱性も向上し生まれ変わったこの家が、これから新たに30年、40年と住み継がれていくことを願います。