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  3. 築50年の民家再生「笠置町の家」 

この建物は、京都府南部の「笠置(かさぎ)町」ののどかな風景が広がる地に建つ築50年ほどの民家です。
ここ「笠置町」は南北朝時代、後醍醐天皇が一時期「笠置山」に「南朝の仮の都」が置かれた歴史ある地です。
そんな歴史ある笠置町に、大阪にお住まいだったお施主様が移住されることになり、2024年に民家を購入され、それを今回ツキデ工務店が再生させていただきました。

この民家の外部は、屋根は以前瓦葺でしたが、今回の再生工事では耐震性を向上させるために軽いガルバリウム鋼板に葺き替え、外壁も塗り替えました。

再生し生まれ変わった家の前には、のどかな田園風景が広がります。

築50年の民家再生「笠置町の家」 

玄関庇は再利用し、玄関戸は以前引き違いのアルミサッシだったものを桧の「柾板(まさいた)」張りのドアに取り換え、ドア周辺も桧板張りにしました。
また玄関戸の引手は、奥様のアイデアで無垢板をくりぬき製作しました。

下駄箱は、ラワン材での作り付けで、天井の「掘り込み天井」は以前のものを再利用しています。

築50年の民家再生「笠置町の家」 

築50年の民家再生「笠置町の家」 

ご家族が集う「関西間」の24帖の広々としたLDK。

築50年の民家再生「笠置町の家」 

以前ここには、床の間がある8帖の座敷とそれに続く6帖の和室、そして広縁がありました。

築50年の民家再生「笠置町の家」 

改修前

築50年の民家再生「笠置町の家」 

改修前

築50年の民家再生「笠置町の家」 
改修前

今回、その3室を一つにまとめた改修後のLDK。
床は吉野桧のフローリング張り、壁は珪藻土塗り、天井は以前の天井板を再利用しています。
また広縁の欄間(らんま)も残し生かしました。
ちなみに壁の珪藻土塗りは、お施主様にも参加していただき塗り上げたものです。

築50年の民家再生「笠置町の家」 
築50年の民家再生「笠置町の家」 

元広縁の開放的な大開口部には、気密断熱性能の高い掃き出し窓を設け、そこから十分な採光と外の景色が楽しめます。

築50年の民家再生「笠置町の家」 
築50年の民家再生「笠置町の家」 

元広縁の外側には、お施主様施工のウッドデッキがあります。 ウッドデッキからの、のどかな眺め。

築50年の民家再生「笠置町の家」 
築50年の民家再生「笠置町の家」 

奥様の使いやすさを考えて作られた、コンパクトでシンプルなキッチン。

築50年の民家再生「笠置町の家」 
築50年の民家再生「笠置町の家」 

そしてリビングには冬、開放的で広々とした家族団らんの場を暖めてくれる薪ストーブが据えられています。
めらめらと燃え上がる火は、体だけではなく、心も温めてくれます。

築50年の民家再生「笠置町の家」 

冬、暖かなくつろぎの場でストーブの火と外の景色を眺めながらのブランコ、お子さんもさぞ気持ち良いことでしょう。

築50年の民家再生「笠置町の家」 

LDKから中廊下で各部屋へとつながります。
この中廊下は以前の間取りのままで、壁の仕上げは選別し、色目をそろえたラワンべニヤ張りです。

築50年の民家再生「笠置町の家」 

この部屋は、以前は6帖の和室でしたが、今はお子様のプレールーム。

築50年の民家再生「笠置町の家」 

玄関横の4.5帖の和室だったこの部屋は、客間として活用されています。
床は吉野杉のフローリング張り、壁は珪藻土塗り、天井は以前のままです。
天井につるされた裸電球の笠の代わりに、枯れ枝が巻き付けられています。
お施主様の面白いアイデアです。

築50年の民家再生「笠置町の家」 
築50年の民家再生「笠置町の家」 

この部屋は、寝室。
既存の天井をはがし、松の丸太の小屋梁をあらわしにしています。

築50年の民家再生「笠置町の家」 

そしてこちらは、以前は4.5帖のキッチンでしたが、再生後は浴室につながる3帖の広さのユーティリティに改修しました。

築50年の民家再生「笠置町の家」 

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以前の4.5帖のキッチン

今回、訪問させていただいたのが年末のクリスマス前。
リビングにはクリスマスツリーが飾られ、南側の掃き出し窓には、かわいらしい人形がぶら下がっていました。

築50年の民家再生「笠置町の家」 

都会の大阪から笠置に移住され、再生されたこの家で田舎暮らしを楽しんでおられる様子が、ひしひしと感じられました。

築50年の民家再生「笠置町の家」