竣工:2024年10月
延床面積:66.25㎡(20.0坪)
宇治市木幡の静かな住宅地に、ご夫婦2人が暮らす延床面積20坪の小さな家が完成しました。
1階はLDKと水回り、2階に寝室を配したシンプルな間取りで、リビングの「すのこ天井」からはやわらかな光を採りこみ心地のよい空間となりました。
構造材は吉野杉・吉野桧を熟練の大工が手刻みし、床には足触りが良く温かみのある吉野桧を使用しています。
「への字」型の屋根の外観。
桧の「柾板張り」の玄関ドア、欄間(らんま)から採光を得ることが出来ます。
小ぢんまりした玄関ですが、十分な容量の玄関収納があります。
玄関から入った16帖の広さのLDKの床は「吉野桧張り」で一部は畳敷き、壁は「珪藻土塗」、天井は「吉野杉の梁表し」、そして天井には吹き抜けがあり、そこは「すのこ板張り」で格子状の隙間からやわらかな光を採り込みます。
リビングに面した南側には小さな庭があり、ちょっと高めの板塀が道路からの視線を遮ります。
対面式の明るいキッチン
キッチンの背面の造り付けの家電カウンター
キッチンから水回り(洗面・浴室・トイレ)への動線に2階へと続く階段と収納スペースがあります。
洗面脱衣場の造り付けの洗面化粧台と収納棚
2階へと続く階段の材料は、1階床板に合わせた節無しの「吉野桧」で色艶もよくきれいです。
2階は寝室で、床は36mm厚の「杉三層パネル」の一発仕上げ、3畳の広さの吹抜けは「すのこ板張り」です。
自然素材をふんだんに使った小さな「木の家」、これからご夫婦2人の新しい暮らしがはじまります。