設計:やまほん設計室
〒610-0211
京都府綴喜郡宇治田原町奥山田宮垣内127-1
TEL:0774-88-3574
営業土日祝:10:00~16:30 平日:10:00~15:00 定休日 火・水
instagram:@koyamaen_seichajyo
京都府の南東部の街「宇治田原町」は、長い歴史と豊かな自然に育まれた山間の小さな街です。 ここは「日本緑茶の誕生の地」であり、茶産業が盛んで今も100軒以上の茶農家が茶づくりを営む「お茶の街」です。
「小山園製茶場」さんは、宇治田原町の東の端、三重県の県境近くの「奥山田」というところにあり、なんと1468年の初代より代々続く家柄です。今回、その小山家の「主屋(おもや)」隣に建つ「離れ屋」を、「やまほん設計室」さんの設計監理で顧客サロンとして改修工事をさせて頂きました。
コンパクトですが、おしゃれなしつらえのお店
ここで生産販売されているお茶は、無農薬で有機肥料を使ったオーガニックの畑で育てられたお茶です。 店の棚には抹茶・玉露・かぶせ茶・新茶が茶器と共に並びます。
そして「のれん」は、ファッションデザイナーの「皆川明」氏のデザインによるもの。
店に入り左側のドアを開け進むと奥のサロンに続く前室があります。
そしてサロンは、四畳半ほどの広さの土壁風に仕上げた蔵の中のような空間。 その中にクラッシック音楽が流れます。
また古風な離れ屋の座敷でもお茶をいただけます。
そしてもう一つ、小山園さんのユニークなお茶を楽しむ企画があります。 それはお客様に茶園を開放し、お好きなお茶を片手に茶園内を散歩し、茶園の澄んだ空気と景色を楽しむ企画で、茶園内には一服できるテラスがあります。
皆様もぜひこの景色を楽しみながらお茶を一服いただいてください。
宇治田原町の「湯屋谷」というところにある「永谷宗円(そうえん)」の生家跡。 永谷宗円は、江戸時代、茶葉を蒸して手もみし、陪炉(ばいろ)で乾燥させる、いわゆる緑茶を考案し世に広めた方で、宇治田原が「日本緑茶の誕生の地」と言われる所以です。