竣工:2013年10月
築73年の古民家を伝統工法で再生しました。
宇治市では、平成20年4月に景観計画を策定し、快適でうるおいのある景観づくりを進めており、建築物、工作物(門・塀など)、屋外広告物の新設・改修工事など、良好な景観の形成に著しく寄与すると認められる場合、予算の範囲内において費用の一部が助成されます。
そして今回、白川地区において良好な景観づくりに寄与しているということで、その制度を利用することが出来ました。
玄関の天井は、この地方の古民家によくある「根太天井」風に仕上げ、玄関収納の建具も杉の赤柾板を使った「舞良戸」にしました。
玄関横の「次ノ間」。 竿縁天井は、竿縁を残し天井板のみ張替え、建具は洗いをかけそのまま再利用しています。