竣工:2023年5月
延床面積:83.2㎡(25.2坪)
この建物は、京都府の南部に位置する城陽市の丘陵地に建つ、ご夫婦が暮らす木の家です。 以前お住いになっていた建物を解体し建て替えたもので、「への字」型の平屋建ての屋根の一部に小屋裏2階を設けた、延床面積が25.2坪(83.2㎡)の広さの建物です。 外壁は、左官のエーセルリシンの塗り壁仕上げで一部に「焼杉板」を張っています。
土間からはLDKへと続き、9畳程のさほど広くないリビング・ダイニングなのですが、土間と一体になることで狭さを感じません。
また土間、リビング・ダイニングの天井は、勾配天井の吹き抜けで、開放的でより一層広く感じられます。
LDKの南には、1.5間(2.7m)巾の大きな掃き出し窓があり、ウッドデッキを介して南の庭を楽しむことができます。
キッチンで家事仕事をしながらも庭の緑がを眺めます。
庭から室内を見る。
キッチンの奥には、寝室とウォークインクローゼットがあり、また土間に隣接して風呂・洗面脱衣・トイレがあり、生活のすべてを1階で為すことができます。
構造材は、天然乾燥の吉野杉・吉野桧で熟練の大工が「手刻み」で加工し仕上げました。
LDKの仕上げは、床は吉野杉の幅広の厚板張り、壁は火山灰が原料で調質・脱臭効果がある塗り壁、天井は土佐和紙張り仕上げです。またここから小屋裏2階へと続く階段があります。
その階段の下には、書斎コーナーが。
2階からの眺め。
生まれ変わったこの家で、お二人が新たな生活を楽しんでいただけることでしょう。