竣工:2016年1月
この数年ツキデ工務店では、古家付きの土地を購入され、その建物を大規模改修=リノベーションする仕事が年々増えています。
現在日本の住宅事情は、家あまり状態で空き家がどんどん増えています。
その中の比較的良質な家は、30~40年経っていてもリノベーションし、その建物の性能を向上させることにより、新たに付加価値を高め、さらに30年、40年いやそれ以上、安全に、より快適に住み続けることが可能です。
そして価格も建て替えるよりも圧倒的に安価ででき、資源保護にもつながります。
その中にはハウスメーカーの家も多くあり、これまでにセキスイハウス、パナホーム、ダイワハウスなどの建物をリノベーションしてきました。
今回紹介します建物も築39年の軽量鉄骨造のダイワハウスの建物です。
自然素材をふんだんに使い健康的で、夏暑くなく、冬も寒くない快適な住まいに生まれ変わりました。
改修前の外観
玄関部を増築した改修後の外観
改修前の三つに分かれていた間取りの7.5畳のリビングダイニング
改修前の押入れ・床の間を含め7.5畳の和室
1.1坪増築した玄関。風除室を兼ね手前の引き戸を閉めると一階は全空間冷暖房が可能です。
三つの空間をひとつにまとめ、無駄な廊下を取り込み20畳の開放的なLDKとしました。
居間とダイニングは必要に応じて、二枚の天井までの高さの引き込み建具で仕切ることが出来ます。
改修前のトイレ
狭かったトイレも手洗いと収納付きにしました。
2階は3室あるのですが、そのうちの1室の和室は、寝室として畳は新調、壁は紙クロスの張替え、天井は現状のままです。 断熱性能を向上させるために天井裏には高性能の断熱材を敷きつめ、窓には内窓を入れました。
2階の残りの二部屋は、さっそく居室として使う必要性が無いので窓に内窓を入れましたが、内装は以前のままとしました。